F1財務規則訳者による、レッドブルの支出超過についての解説と私見 

9月下旬だか10月上旬のことでしたか、昨季のF1において、2チームが新たに施行された財務規則に違反していたという報が飛び込んできました。ひとつはアストンマーティンF1、そしてもうひとつは当年のドライバーズチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンを擁するレッドブル・レーシングです。アストンマーティンに関してはどうやら手続違反でさほど深刻なものではなかったようですが、レッドブルは実際に費用制限を超過したとのことで、財務規則施行以来はじめての事例となりました。これに対して、ライバルチームからファンの間まで、強い言葉が飛んでいるように見受けられます。特に僅差でドライバーズタイトルを逃したメルセデスAMG陣営の批判はなかなか手厳しいものがありました。これらの言説が発せられるその気持ちはわからないでもないですが、しかし一部にはどうも違和感が拭えないところがあります。違反を犯してしまった事実は事実として、果たしてレッドブルに向けられる批判は妥当なものでしょうか。

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F1財務規則を翻訳してみた

 

2021 F1財務規則日本語仮訳 ver.1.2.1(PDF)

2021.11.24 ver.1.2.1公開/付録に付番、訳註の追加、訳文・誤字等の修正(1.2.0公開省略)

2021.10.3 ver.1.1.1公開/訳文・誤字等の修正
2021.9.30 ver.1.1公開/付録の翻訳を追加、対訳化、訳文・誤字等の修正
2021.9.17 ver.1.0公開/本文仮訳

 

今季から導入され、マックス・フェルスタッペンがイギリスGPで大きな事故に見舞われたときなどに話題となった「コストキャップ」=予算制限。その根拠となるのが Formula 1 Financial Regulations『F1財務規則』ですが、日本語版がいまだ出ておらず、なかなか詳細をつかめないため、いっそのことと思い翻訳しました(上記リンク)。著作権の問題が気になり公開についてFIAに問い合わせてみたものの、しょせん個人の悲しさで返事があるわけもないため勝手に出すことにします。万が一見つかって怒られたら引っ込めます。

英語は不得手、会計も素人につき訳文の正確性はいっさい保証しません。あくまで参考程度にご覧ください。誤訳・誤字のご指摘、専門用語についてのご助言はいつでも歓迎しております。