【2024.9.15】
インディカー・シリーズ第17戦
ビッグ・マシン・ミュージック・シティGP
(ナッシュヴィル・スピードウェイ)
わたしはこのブログで、ことあるごとに自分の選手権への無関心について書いてきた。選手権はレースそのものではない。レースは選手権がなくとも成立するが、翻って選手権はレースがそこで行われてはじめて生じる、仮構のシステムにすぎない。選手権のテーブルを計算するためにレースを見はじめてしまえば、レースで行われる運動を見失い、結果の数字だけを追い求めるようになるだろう。それではまったく本末転倒だ。もちろん、実際のチャンピオンの座が称賛されるべき栄誉であることに異論はない。だが、すべてはレースが前提にあり、選手権はレースに従属するという構図はつねに意識されなければならないと思うのである。
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